現在の本堂は平成23年に建てられたものです。
檀徒様のお位牌をおまつりする場所です。安置されている仏像は2006年に開催された「空海と九州のみほとけ」展にも出品されました。
徳門寺の記録によると、安政4年10月15日に大きな火災があり、焼けたお寺の建物を再建するために壊れた鐘を売ったそうです。その後鐘楼の再建のためのお金を集めることができず、明治14年に住職になった層山という和尚さんの時代に新しく作られました。
そして昭和17年に太平洋戦争のために鐘が供出(飛行機などの材料にするために軍にさしだすこと)され、鐘撞堂はその年の10月に戦死した人をまつる忠魂堂になりました。
いまの鐘楼堂は昭和51年に建てられました。
平成17年3月20日の福岡西方沖地震の後に鐘楼の傷みが進んだので、平成28年に改修工事を行い、現在に至っています。
徳門寺では朝は6時、夕方は4月から9月までは6時、10月から3月までは5時に鐘をついています。
鐘をつくのは、時間を知らせるだけではなく、亡くなった人の霊を慰める意味もあります。
毎年大晦日には除夜の鐘もついていますので、ぜひお越し下さい。
平成4年に檀徒様によって作られました。安置している観音像は当時の日展作家の檀徒様の手によるものです。
現在の納骨堂は昭和35年に第10世奥村大箴住職が地域の方々と合同で建築したものです。